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偶産チョウ ぐうさんちょう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

偶産チョウ
ぐうさんちょう

その地域に本来生息していない(世代を継続していない)チョウで、他の地域から迷入したもの、あるいは一時的に侵入してきたものをいう。外国のチョウが日本で発見されるような場合のほか、山地のチョウが平地でとれる場合、また南方のチョウが温度が高くなる夏から秋にかけて北方に広がるような場合(このときには冬の寒さに耐えることができないのでその系統は全部死滅する)もある。最後のケースがほぼ毎年恒常的におこる場合には「候(こう)チョウ」ということもある。偶産チョウの用語は「迷(めい)チョウ」とはいくらかニュアンスが違うが、現在日本ではほぼ同じ意味に使われる。[白水 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の偶産チョウの言及

【チョウ(蝶)】より

…しかしこれは領土内で明らかに生活が確認されている土着種の数で,これ以外に約40種の迷チョウが知られている。迷チョウとは外国から台風や前線に伴う風で運ばれて記録されたもの,もしくは一時的に国内で世代をくりかえしたが姿を消したもの,あるいは人為的に(無意識のうちに)もち込まれたものを指し,偶産チョウともいわれる。土着種だけで比較するとイギリス本国は約60種,台湾は約360種で日本の地理的な位置からはむしろ豊富なチョウ相といえる。…

※「偶産チョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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