デジタル大辞泉 「債権国」の意味・読み・例文・類語 さいけん‐こく【債権国】 債権が債務よりも大きい国。他国から受け取る金額が、支払う金額よりも多い国。⇔債務国。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「債権国」の意味・読み・例文・類語 さいけん‐こく【債権国】 〘 名詞 〙 外国債、償金、その他の債権により、他国から金銭の支払いを受ける権利を有する国。〔投機市場論(1926)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「債権国」の意味・わかりやすい解説 債権国さいけんこくcreditor country 対外債権が債務を上回っている国をいい,逆に債務超過の国を債務国という。日本は 1980年代に入り巨額の経常収支黒字を続けた結果,対外債権が累積し,85年以降世界最大の債権大国となっている。一方,アメリカは 75年には 1400億ドル以上の債権を保有していたが,その後経常収支の赤字が続いたため,85年には債務国となり,80年代末からは世界最大の債務国となった。ラテンアメリカ諸国も経済規模に比して巨額の対外債務をかかえており,その処理が世界的な金融問題を引起している。国際収支の発展段階論によると,発展段階の初期では国内の資本が不足しているため債務国になりがちであり,やがて経常収支黒字の定着とともに債権国となり,さらに成熟化してくると再び債務国に転ずるとされている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の債権国の言及 【国際資本移動】より …そのようにして計算した両者の差が対外純資産(負債)である。対外総資産が対外総負債を上回ればその国を債権国と呼び,下回れば債務国と呼ぶ。20世紀初頭のアメリカのように,資本輸出国でありながら,対外純資産残高でみれば債務国であったということもありうる。… ※「債権国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by