僭乱(読み)せんらん

精選版 日本国語大辞典 「僭乱」の意味・読み・例文・類語

せん‐らん【僭乱・僭濫】

  1. 〘 名詞 〙 分限を越えて秩序を乱すこと。
    1. [初出の実例]「各慎此僭濫、令天下庶民知其節制」(出典本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉)
    2. 「君臣の名固より正くして、僭乱悖逆の体とは雲泥の変りあり」(出典:箚録(1706))
    3. [その他の文献]〔書経‐呂刑〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「僭乱」の読み・字形・画数・意味

【僭乱】せんらん

上下の秩序をみだす。〔書、呂刑〕上下罪を比するに、辭を僭亂すること無(なか)れ。行はれざるを用ふること勿(なか)れ。惟(こ)れ察し惟れ法(のつと)り、其れ之れを審克せよ。~罰を輕重するにり。

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