兀僧頭(読み)がっそうあたま

精選版 日本国語大辞典 「兀僧頭」の意味・読み・例文・類語

がっそう‐あたま【兀僧頭】

〘名〙
① 男の髪形で、月代(さかやき)を剃らないで、全体の髪をのばし頭上で束ねたもの。また、その髪をした者。坊主医者老人などが主にした。また、束ねないで全体の髪をのばして、垂れ下げた髪形もいう。総髪。がっそう。がっそうがしら。
仮名草子可笑記(1642)四「今其方のすがたを見るに、がっそうあたまにやつし、刀わきざしをもささず」
芥子(けし)を置かずに髪をのばし、まだ束ねるに至らない七、八歳ぐらいの小児頭髪。がっそう。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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