日本大百科全書(ニッポニカ) 「水尾」の意味・わかりやすい解説 水尾みずのお 「みずお」ともいう。京都市の西端、右京区の愛宕山(あたごやま)南西麓(ろく)にある山間地区。早くから遊猟の地であった。清和天皇(せいわてんのう)は譲位後、水尾山寺に隠栖(いんせい)することを定められたが、東山(ひがしやま)の円覚(えんかく)寺で没した。その後円覚寺が焼失し、水尾山寺を円覚寺と称することになった。また清和天皇陵(水尾山陵)がある。現在はユズ、ビワなどの果樹の栽培が盛んで、ユズは全国に出荷される。[織田武雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「水尾」の解説 みずお【水尾】 長野の日本酒。酒名は、水尾山のふもとより湧き出る銘水の仕込み水にちなむ。純米大吟醸酒、特別純米酒 金紋錦仕込み、大吟醸酒、純米吟醸酒、特別本醸造酒などがある。平成23年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は長野県産の酒造好適米、金紋錦、ひとごこち、しらかば錦など。仕込み水は水尾山の湧水。蔵元の「田中屋酒造店」は明治元年(1868)創業。所在地は飯山市大字飯山。 出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報