精選版 日本国語大辞典 「元子」の意味・読み・例文・類語 もとっ‐こ【元子】 〘 名詞 〙 もとのとおりの状態。また、元値。[初出の実例]「薯蕷(やまのよも)に斗(べい)なっちゃあ元直(モトッコ)にならねへ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前) もと‐こ【元子】 〘 名詞 〙 元金と利子。元利(がんり)。[初出の実例]「皆借用いたし、暮に御算用あり。信州・甲州共に、其筋、諸代官衆へ、本子(モトコ)共に、進上申候」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三三) げん‐し【元子】 〘 名詞 〙 皇太子。太子。[初出の実例]「適庶子元子胄子等もなければ、勿論定りたる学生学士と申す者無之候」(出典:大小学校建議(1869)〈加藤有隣〉)[その他の文献]〔詩経‐魯頌・閟宮〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例