元聖王(読み)げんせいおう(その他表記)Wǒn-sǒng-wang

改訂新版 世界大百科事典 「元聖王」の意味・わかりやすい解説

元聖王 (げんせいおう)
Wǒn-sǒng-wang
生没年:?-798

朝鮮新羅の王。在位785-798年。姓は金,諱(いみな)は敬信。宣徳王即位に荷担して上大等となり,奈勿(なもつ)王子孫と称し武烈王系の金周元を退けて王位に登った。これ以後金憲昌反乱など王位継承争乱をまねき,元聖王の系統が王位を占めるようになる。儒教思想にもとづいて五廟の制度を確立し,788年には読書出身科をおいて儒学素養をもつ官吏登用を制度化した。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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