日本歴史地名大系 「元誓願寺通」の解説 元誓願寺通もとせいがんじどおり 京都市:上京区元誓願寺通今出川(いまでがわ)通の南にあり、東は新町(しんまち)通から、西は七本松(しちほんまつ)通に貫通。豊臣秀吉の京都市街改造により再開発された。中世の今小路(いまこうじ)の位置にあたると思われる。応仁の乱以前の町の様子を描くとされる中昔京師地図は、堀(ほり)川の東にあった誓願(せいがん)寺の西側より北野天満宮(きたのてんまんぐう)の近くまでを今小路とする。通りの命名は誓願寺が天正一九年(一五九一)秀吉の市街改造により京極三条(現中京区)に移転した後。また七本松通より西には今小路通の名が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by