中国の元朝によって鋳造された銅銭の総称。至大通宝・至正通宝など数種がある。元寇以来,日元間には政治的緊張が続いたが,貿易は盛んに行われ,これにともなって元銭も日本に流入して国内通貨として用いられた。ただし,元は主として交鈔(こうしょう)(紙幣)の流通を推進し,銅銭の鋳造がもともと少なかったため,日本における流通量もわずかであった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...