兄たり難く、弟たり難し(読み)けいたりがたく、ていたりがたし

故事成語を知る辞典「兄たり難く、弟たり難し」の解説

兄たり難く、弟たり難し

二つのもののうち、どちらが優れているか、簡単には決められないこと。

[使用例] 牽強付会の説であるという点にかけては、いずれもたりがたく弟たりがたしといったような気がしてならないのだ[花田清輝*小説平家|1965~67]

[由来] 「世説新語徳行」に載せられたエピソードから。二世紀、後漢王朝の時代の中国でのこと。ちんげんぽうちんほうという兄弟の子ども同士が、どちらの父親が優れているか、言い争いをしました。決着が付かなかったので祖父に尋ねてみたところ、祖父は、「元方は兄たり難く、季方は弟たり難し(元方が兄だから単純に優れているとすることはむずかしいし、季方が弟だから単純に劣っているとすることもむずかしい)」と答えたのでした。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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