兄たり難く弟たり難し(読み)ケイタリガタクテイタリガタシ

デジタル大辞泉 「兄たり難く弟たり難し」の意味・読み・例文・類語

けいたりがたていたりがた

《「世説新語徳行から》両方ともすぐれていて、その優劣を決めにくい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兄たり難く弟たり難し」の意味・読み・例文・類語

けい【兄】 たり 難(がた)く弟(てい)たり難(がた)

二人のうちどちらを上とも下とも決めがたい。
※小説平家(1965‐67)〈花田清輝〉一「牽強付会の説であるという点にかけては、いずれも兄たりがたく弟たりがたしといったような気がして」 〔世説新語‐徳行〕

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