先之宮社(読み)さきのみやしや

日本歴史地名大系 「先之宮社」の解説

先之宮社
さきのみやしや

[現在地名]諏訪市大和

大和おわ村の南東部字新井にあり、祭神は高光姫命または稲背脛命という。諏訪大社の摂社。大和村の産土神で嘉禎三年(一二三七)の奥書をもつ「祝詞段」の各郷に祀られる神を列挙した部分のうちに、「小和ニワ佐久新海」とみえるのがこの社であるとされている。

この「佐久新海」は、諏訪湖御神渡おみわたりについての記録のうち現存最古の、応永四年(一三九七)一一月の御渡注進状文案に「佐久新海明神者桑原小溝渡下御天御参会于湖中候」とみえ、以後の記録にも、諏訪明神とともに神渡をする神として扱われている。なお「諏方大明神画詞」には「佐久ノ新開社ハ行程二日許リ也」とあり、佐久郡に鎮座する神であることが示されている(南佐久郡の→新海神社

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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