神渡(読み)かみわたし

精選版 日本国語大辞典 「神渡」の意味・読み・例文・類語

かみ‐わたし【神渡】

〘名〙 (出雲大社へ出かけて行く神々を送るの意) 陰暦の一〇月に吹く西風。《季・冬》
物類称呼(1775)一「十月西風吹、神わたしと云」

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「神渡」の解説

みわたり【神渡】

長野日本酒諏訪湖は厳寒期になると氷が割れてせりあがる。酒名は、地元で神が湖面を渡った跡として「御神渡(おみわたり)」と呼ぶこの現象にちなみ命名吟醸酒純米酒、本醸造酒、普通酒がある。平成7、18、20、21年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦ひとごこちしらかば錦など。仕込み水は鉢伏山系の伏流水蔵元の「豊島屋」は慶応3年(1867)創業。所在地は岡谷市本町。

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デジタル大辞泉プラス 「神渡」の解説

神渡(みわたり)

長野県、株式会社豊島屋の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。

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世界大百科事典(旧版)内の神渡の言及

【風】より

…陰暦2月22日に行われる大阪の四天王寺の聖霊会(しようりようえ)に貝製の造花を供えるが,この貝は貝寄風が難波の浦に吹き寄せた貝殻を使うことからきた。 神渡(かみわたし)〈神立風(かみたつかぜ)〉ともいう。陰暦10月(神無月)に吹く西風。…

※「神渡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」