先知(読み)センチ

デジタル大辞泉 「先知」の意味・読み・例文・類語

せん‐ち【先知】

[名](スル)
前もって知ること。また、衆人に先んじて道を覚知すること。また、その人。
「今日の事を―すべくして猶お能わず」〈織田訳・花柳春話
以前の知行
「望みかなひて―五百石にて」〈浮・二十不孝・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「先知」の意味・読み・例文・類語

せん‐ち【先知】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 事の起こる以前に知ること。前もって知ること。衆人に先んじて道を覚知すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「神ならば害を避る先知もあるべきが」(出典:史記抄(1477)一八)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・上〕
  3. 以前支給されていた知行や領地
    1. [初出の実例]「望かなひて先知(せんチ)五百石にて東国がたへ相済」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)四)
  4. キリスト教で、預言者

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普及版 字通 「先知」の読み・字形・画数・意味

【先知】せんち

予知する。

字通「先」の項目を見る

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