先議(読み)センギ

デジタル大辞泉 「先議」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぎ【先議】

[名](スル)他の議案より先に審議すること。特に、二院制議会で、一院が他に先立って法案を審議すること。「先議権」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先議」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぎ【先議】

  1. 〘 名詞 〙 先に審議すること。議会が二院制である場合、一院が他に先だって審議すること。
    1. [初出の実例]「今春闘を一日も早く終らせる努力の方がよほど現実的な先議事項になる」(出典:迷走(1976)〈秦恒平〉迷走)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「先議」の意味・わかりやすい解説

先議
せんぎ

他の院に先んじて議案の審議を行なうこと。一般に議案は衆議院先議で行なわれるが,そこでは会期前半参議院が機能しなくなるため一部の議案が参議院先議となる。議案をいずれの院に付託するかについての明確な規定はない。参議院はその機能拡大のため,先議法案を増やすことを求めており,特に衆議院先議が原則となっている予算関連法案の先議獲得が焦点となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android