光長寺(読み)こうちようじ

日本歴史地名大系 「光長寺」の解説

光長寺
こうちようじ

[現在地名]沼津市岡宮

岡宮おかのみやの南東部にあり、法華宗(本門流)の四大本山の一つ。山号は徳永山。光長寺由緒記(寺蔵)によると、文永年中(一二六四―七五)日蓮が岡宮に草庵を結んで布教を行い、甲斐身延みのぶ(久遠寺)に隠居した後、建治二年(一二七六)弟子の日春・日法に命じてこの地に草堂を建てさせたのが創建開祖は日蓮で、日春・日法はともに二世とされる。弘安二年(一二七九)七月には、日蓮から日法に本尊の題目曼陀羅が授けられ(「日蓮本尊」寺蔵)、日春にも同四年四月九日に授けられるなど(「日蓮本尊」寺蔵)、現在当寺には一二七幅の本尊が所蔵されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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