光風(読み)コウフウ

デジタル大辞泉 「光風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふう〔クワウ‐〕【光風】

晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。また、雨あがりに、草木の間を吹き渡る風。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「光風」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふうクヮウ‥【光風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雨あがりの、日をあびた草木に吹く風。また、春の日がうららかに照っている時さわやかに吹く風。
    1. [初出の実例]「于時光風吹兮華房開、耀霊匿兮蘭台晴」(出典本朝文粋(1060頃)八・春生霽色中詩序〈源順〉)
    2. [その他の文献]〔楚辞〕
  3. 植物うまごやし(馬肥)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「光風」の読み・字形・画数・意味

【光風】こう(くわう)ふう

雨後のさわやかな風。宋・黄庭堅〔濂渓詩の序〕舂陵の叔、人品甚だ高く、胸中の灑(さいらく)なること、光風霽の如し。

字通「光」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android