免疫不全の原因(読み)めんえきふぜんのげんいん

家庭医学館 「免疫不全の原因」の解説

めんえきふぜんのげんいん【免疫不全の原因】

 病原微生物が体内に侵入すると、リンパ球など、免疫のはたらきをしている細胞が連携して抗体(こうたい)をつくり、異物(いぶつ)を殺したり毒素を中和したりします。また、リンパ球のなかには、異物や感染した細胞などを直接殺す役割をもつものもあります。これらの免疫細胞のはたらきが、いろいろな原因で障害されると、感染しやすい状態になるのです。
 先天性免疫不全では、遺伝子欠陥から免疫細胞の異常がおこり、それが遺伝することも少なくありません。
 後天的免疫不全は、白血病(はっけつびょう)(「白血病とは」)や再生不良性貧血(さいせいふりょうせいひんけつ)(「再生不良性貧血」)、ある種の悪性腫瘍(あくせいしゅよう)(がん)や抗がん剤の副作用、エイズなどでおこります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む