児原稲荷神社(読み)こばるいなりじんじや

日本歴史地名大系 「児原稲荷神社」の解説

児原稲荷神社
こばるいなりじんじや

[現在地名]西米良村越野尾 児原

越野尾こしのおの中心部の南側、一ッ瀬川の右岸に位置し、倉稲魂命・彦火火出見命・木花咲耶姫・太田命・大宮姫命・大山祇命の六神を祀る。古くは彦火火出見命・木花咲耶姫・大山祇命の三神を祀っていたが、天正五年(一五七七)伊東義祐が島津氏に敗れて豊後に逃れる際、伊東家の守護神伊豆稲荷の祭祀を当社社祠甲斐助左衛門に託したため、残る三神を合祀、以後小春こばる稲荷神社と称したという。米良氏が領主であった時代には厚い信仰を受け、祭事には領主が直参あるいは代参することが恒例になっていた(宮崎県史蹟調査・宮崎県神社誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む