党同伐異(読み)トウドウバツイ

デジタル大辞泉 「党同伐異」の意味・読み・例文・類語

とうどう‐ばつい〔タウドウ‐〕【党同伐異】

《「後漢書」党錮伝から》よい悪いにかかわらず、自分仲間には味方をし、反対の者は攻撃すること。

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精選版 日本国語大辞典 「党同伐異」の意味・読み・例文・類語

とうどう‐ばついタウドウ‥【党同伐異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 同じものに党(くみ)し、異なるを伐(う)つの意 ) 道理の有る無しにかかわらず、同じ派の者に味方して他派の者を攻撃すること。党同異伐。
    1. [初出の実例]「吾人豈徒に党同伐異の暴威を逞うする者ならんや」(出典:カント倫理学説の大要(1898)〈波多野精一〉三)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐党錮伝序〕

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四字熟語を知る辞典 「党同伐異」の解説

党同伐異

道理の有る無しにかかわらず、同じ派の者に味方して他派の者を攻撃すること。

[使用例] 此のごとくにして和歌者流は一生その芸術の範囲外に出ずるあたわず、いたずらに精力を小さき党同伐異の間に消磨し[山路愛山*為朝論|1913]

[解説] 同じものにくみし、異なるをつ意。

[類語] とうどうばつ

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