入津(読み)ニュウツ

デジタル大辞泉 「入津」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐つ〔ニフ‐〕【入津】

《「にゅうづ」とも》「にゅうしん(入津)」に同じ。
飛脚船の―する港を」〈魯文西洋道中膝栗毛

にゅう‐しん〔ニフ‐〕【入津】

[名](スル)船舶が港にはいること。入港。にゅうつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入津」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐つ ニフ‥【入津】

〘名〙 (「にゅうづ」とも) =にゅうしん(入津)日葡辞書(1603‐04)〕
浮世草子世間妾形気(1767)二「長崎へ繻子ちりめん織物の類が、たんと入津(ニウツ)したに付て」

にゅう‐しん ニフ‥【入津】

〘名〙 船が河海の津(港)にはいること。入港。にゅうつ。
洒落本・風俗八色談(1756)一「凡そ異国より渡るものは〈略〉長崎へ入津(ニウシン)せぬものは一色もなきなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android