入鹿神社(読み)いるかじんじや

日本歴史地名大系 「入鹿神社」の解説

入鹿神社
いるかじんじや

[現在地名]沖美町是長

入道鼻にゆうどうばな近くの海岸にあり、社前は海岸の細石が玉を敷いたようにあり、波が鳥居近くに迫り、西方海上はるかに阿多田あたた(現大竹市)を望む。社の背後は入鹿山(一二七・三メートル)で、古松が生茂って深い社叢となっている。上津綿津見神・中津綿津見神・底津綿津見神を祭神とする。

正徳五年(一七一五)の佐伯郡両能美島寺社古跡覚書帳(専念寺蔵)には「入鹿明神本地大日如来」とあって、次の縁起を記している。


入鹿神社
いるかじんじや

[現在地名]橿原市小綱町小字油垣内

正蓮しようれん寺東方に鎮座。祭神素盞嗚すさのお命。旧村社。古く牛頭天王社と称し(高市郡神社誌)境内には真言宗の仏起山普賢ふげん寺があったが明治初年に廃絶した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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