八重山神社(読み)やえやまじんじや

日本歴史地名大系 「八重山神社」の解説

八重山神社
やえやまじんじや

[現在地名]掛合町入間

竹尾たけのおの八重山にある。社殿は岩壁がそそり立つ八重山の東斜面中腹の洞窟に建てられ、伊邪那美命を祀る。旧村社。八重山は往時八雲やくも山、または鷲尾わしお山とよばれた(雲陽誌)。社伝によれば、神代鷲尾猛という邪神が住み、金鶏にまたがり飛翔跳梁して住民を苦しめたのを素戔嗚命が退治したという(「出雲神社巡拝記」県立図書館蔵)。かつては社殿の頭上岸壁に社名を彫った額が掲げられていた。本殿は変形流造で、現社殿は享保一九年(一七三四)造営(「天保七年年々留書雑記」田部家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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