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公害輸出 こうがいゆしゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公害輸出
こうがいゆしゅつ

日本国内での公害規制がきびしくなったため,規制のゆるやかな発展途上国に工場を作り,公害を発生させてしまうこと。海外での工場立地は,国内でのきびしい公害規制と人件問題が回避できるとともに,受入れ国側にとっても開発による活性化と雇用の拡充がはかられ,表面上は相方の利点にかなっていた。しかし結果的には,乱伐や有害物質のたれ流しなどを引起し,途上国への公害輸出であるとして各地で問題化している。 1992年7月,マレーシア高裁は,放射性廃棄物のずさんな投棄により健康を害された住民の訴えに対して,三菱化成が出資するマレーシアの合弁企業に操業停止の判決を下した。

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百科事典マイペディアの解説

公害輸出【こうがいゆしゅつ】

先進工業国の企業が公害規制の緩い開発途上国に工場を進出させ,そこで公害を発生させること。途上国が外国企業の進出を積極的に歓迎する姿勢の場合には,公害輸出が発生しやすい。

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