公用物(読み)コウヨウブツ

デジタル大辞泉 「公用物」の意味・読み・例文・類語

こうよう‐ぶつ【公用物】

公物うち官公署建物国立公立学校の建物など、直接に国または公共団体使用に供されるもの。→公共用物

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精選版 日本国語大辞典 「公用物」の意味・読み・例文・類語

こうよう‐ぶつ【公用物】

〘名〙 公物のうち、主として国または公共団体自身の用にあてる物。官公署の建物、官公立学校、公務員宿舎など。〔現代大辞典(1922)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「公用物」の意味・わかりやすい解説

公用物
こうようぶつ

国・公立学校、官公署など、直接、国または公共団体の使用に供されるもの。公物の一形態で、一般公衆の共同使用に供される公共用物に対する。国有財産法上、公用財産とよばれているものがこれにあたる。

[阿部泰隆]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公用物」の意味・わかりやすい解説

公用物
こうようぶつ

直接に国または公共団体の使用に供される有体物官公庁の建物,国公立学校の建物など。公用物は,別段公用開始のような意思的行為を必要とせず,行政主体事実上その使用を開始することによって成立し,その使用を廃止することによって公物たる性質を失う。公用物は直接に私人の使用に供されたものではないが,大学構内の通行のような一般使用や,官庁の建物内での食堂設置のような場合には私人の使用が認められる。

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