公約数(読み)こうやくすう

世界大百科事典 第2版の解説

こうやくすう【公約数 common measure】

自然数mがいくつかの自然数a1,a2,……,asのいずれについてもその約数であるとき,ma1,a2,……,asの公約数であるという。a1,a2,……,asの公約数ということと,a1,a2,……,asの最大公約数の約数であるということとは同じである。例えば3個の自然数24,48,60の最大公約数は12で,24,48,60の公約数は12の約数1,2,3,4,6,12と一致する。なお,負の公約数を考えることもある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐やくすう【公約数】

〘名〙
① 数学で、二つ以上の整数に共通な約数。最大のものを最大公約数という。整式に対しても準用する。公因数。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
② 比喩的に、二つ以上のものが共通して有している要素。
※遣唐船(1936)四〈高木卓〉「前者二人は『留学生』といふ小因数を共有し、後者二人は栄達慾または世俗心といふ大因数を共有し、そして仲麿玄昉間には何らの因数も公約数も共通しなかった」

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