六十年安保闘争(読み)ロクジュウネンアンポトウソウ

デジタル大辞泉 「六十年安保闘争」の意味・読み・例文・類語

ろくじゅうねん‐あんぽとうそう〔ロクジフネンアンポトウサウ〕【六十年安保闘争】

日米安全保障条約改定に反対して、昭和34年(1959)から昭和35年(1960)にかけて展開された大規模な社会運動。日本社会党総評中立労連原水協などが主導し、延べ464万人を動員する全国統一行動が繰り返し展開された。岸信介内閣が衆議院本会議で条約案を強硬採決したことから、デモ隊が連日国会を取り囲み、国会構内に突入した全学連の学生と警官隊が衝突。女子学生が死亡する事態に至った。新条約案は国会で自然承認され、批准が成立し、首相退陣を表明すると、闘争は急速に鎮静化した。→安保闘争七十年安保闘争

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 岸信介内閣

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android