デジタル大辞泉
「六喩」の意味・読み・例文・類語
ろく‐ゆ【六喩】
仏語。いっさいが無常であることを説く六つのたとえ。金剛経では、夢・幻・泡・影・露・電。維摩経では、幻・電・夢・炎・水中月・鏡中像。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ろく‐ゆ【六喩】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① 一切が空で、無常なことを説くための六種のたとえ。金剛般若経にいう夢・幻・泡・影・露・電。維摩経(ゆいまぎょう)では幻・電・夢・炎・水中月・鏡中像をいう。
- [初出の実例]「自ら此の詩の奥に紙を継いで、六喩(ろくユ)般若の真文を写して、彼の追善にぞ擬されける」(出典:太平記(14C後)二七)
- ② 念仏三昧のすぐれた徳を説く六種のたとえ。長者の閻浮檀金(えんぶだんごん)、王の宝印、長者の如意珠、仙人の善呪、力士の髻珠、劫末の金剛山の六つ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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