共役線(読み)きょうやくせん

岩石学辞典 「共役線」の解説

共役線

tie line: 相図で,特定温度の場合に,互いに平衡にある二つの共役相(conjugate phase)の組成を結んだ直線[Edgar : 1974].二つの平衡組成を結ぶ水平な等温線で,特定の液相と平衡に共存する固相の組成を表している[ゴードン : 1971,吉木 : 1959,片山ほか : 1970,野田編 : 1977].この語は共結線[野田 : 1977],締線,共存線[片山ほか : 1970],結線,固相指示線[吉木 : 1959],連結線[ゴードン : 1971,キンガリーほか : 1980]などともよばれている.
conjugation line: →共軛線

共軛線

液体や固溶体など同種二相が共存することを示す共結線[橋本 : 1968. 1970,吉木 : 1959].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android