共振器(読み)キョウシンキ

デジタル大辞泉 「共振器」の意味・読み・例文・類語

きょうしん‐き【共振器】

電磁波電気振動などの振動を受け取って共振させる装置マイクロ波空洞共振器レーザー光共振器などがあるほか、電気振動では共振回路が用いられる。共振子

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精選版 日本国語大辞典 「共振器」の意味・読み・例文・類語

きょうしん‐き【共振器】

  1. 〘 名詞 〙きょうめいばこ(共鳴箱)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共振器」の意味・わかりやすい解説

共振器
きょうしんき
resonator

共振現象を利用して特定周波数の波や振動を取出すための装置。音に対しては一般に共鳴器という。電気回路ではコイルコンデンサ,あるいは抵抗とコンデンサを組合せてつくる。アンテナでとらえた電波なかから特定の周波数のものを選び出すために使う共振器を同調回路という。その Q値が高いほど電波を分離する能力が強い。なお,マイクロ波では空洞共振器,レーザーでは干渉計による光共振器が用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内の共振器の言及

【レーザー】より

… 以上のことからわかるように,メーザーやレーザー作用を起こさせるためには二つの要件が満たされる必要がある。すなわち,上準位の分子数が下準位の分子数よりも多い反転分布状態をつくりだすことと,電磁波のモードを選択しかつそのモードの電磁波の強度を維持するための共振器をつくることである。 この原理が1953年まずメーザーにおいて実験的に実現(発表は1954)できたのにはそれだけの理由がある。…

※「共振器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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