具志川島(読み)ぐしかわじま

日本歴史地名大系 「具志川島」の解説

具志川島
ぐしかわじま

[現在地名]伊是名村諸見

伊是名島の北北東約二・三キロ、伊平屋島の南東約二キロに位置する無人島。方音ではグシチャーとも。面積〇・四七平方キロ。最高点標高一七・九メートルの琉球石灰岩からなる低島。東西に細長い島で、南北約〇・四キロ、東西約一・三キロ。島の東半分は中生代古生代のチャート(伊是名層)、東半分は第四紀更新世後期の砂質石灰岩からなる。一九七〇年(昭和四五年)まで有人島で、一九六五年の人口は三一人。島の中央部の砂丘地に貝塚時代前期―後期の遺跡が集中して発見されている。親畑おやはた貝塚・岩立しーだち遺跡・西地点・南地点などがあり、これらをまとめて具志川島遺跡群とよぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「具志川島」の解説

具志川島

沖縄県島尻郡伊是名村、沖縄本島北西部にある有人島、伊是名島の北西約2.2kmに位置する無人島。地元では「グシチャー」とも呼ばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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