日本歴史地名大系 「具束壺古墳群」の解説 具束壺古墳群ぐそくつぼこふんぐん 和歌山県:那賀郡貴志川町宮村具束壺古墳群[現在地名]貴志川町岸宮鳩羽(はとば)山頂より東方一キロの地点で、稜線より南に下った標高一九〇・五メートルの南斜面に位置する。眼下には盆地状の貴志川町の集落が一望できる。現在三基確認されているが、ほかに二ヵ所に墳丘らしきものが認められ、五基以上の古墳があると思われる。西側より東に一号・二号・三号墳と呼称。いずれも石室が露呈しており、横穴式石室を主体部とする円墳である。石室はすでに半壊し、天井石や側壁の一部が除去されているが、羨道部は埋まっているため不明。一号墳は墳丘径一〇メートルを測り、墳丘には地山の割石が一面に敷かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by