内服薬(読み)ナイフクヤク

デジタル大辞泉 「内服薬」の意味・読み・例文・類語

ないふく‐やく【内服薬】

経口投与により用いられる薬。飲み薬。内用薬
[類語]内用薬飲み薬頓服経口剤

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精選版 日本国語大辞典 「内服薬」の意味・読み・例文・類語

ないふく‐やく【内服薬】

  1. 〘 名詞 〙 のむ薬。内用薬。
    1. [初出の実例]「いろいろの内服薬や注射薬やが」(出典:金毘羅(1909)〈森鴎外〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「内服薬」の意味・わかりやすい解説

内服薬
ないふくやく

内用薬ともいい、経口投与により適用される薬剤をいう。内用散剤細粒を含む)、顆粒(かりゅう)剤、錠剤カプセル剤、丸剤などの内用固形製剤のほか、内用液剤シロップ剤エリキシル剤、浸煎(しんせん)剤、リモナーデ剤などがある。内用固形製剤は一般的に水または温湯で内服する。散剤は飲みにくい場合にはオブラートに包んで内服するが、最近では散剤が少なくなり、錠剤、カプセル剤が繁用されるようになった。また、散剤も細粒状や顆粒剤となり、内服しやすい形のものが多くなった。液剤ではシロップ剤が小児用としてよく用いられている。古くから用いられてきた内用水剤はきわめて少なくなった。

[幸保文治]

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