翻訳|oblate
デンプン質にゼラチンを混ぜてつくる薄い透明な紙状のもの。「食べられる紙」eatable paperともよばれ、薬用のほか、飴(あめ)などの菓子類の包装用としても利用される。服用後は容易に溶ける。薬用のオブラートは円形で、厚さ0.01~0.15ミリメートルほどである。
語源は、ラテン語のoblatus(円面の)からきたもので、いまでもその形が残されている。オブラートの始まりは古く、ドイツでキリスト教の祭壇に供える聖なるOblate(ウェファーに似た小型のパン)に散薬を包んで内服したのが最初とされる。かつては、こうした硬質オブラートであったが、現在では、ほとんどが軟質オブラートとなっている。なお、日本でオブラートが市販されたのは、大正初期といわれている。
[山根信子]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
入社後に配属される勤務地や部署が運次第で当たり外れがあるという状況を、開けてみなければ中身が分からないカプセル玩具やソーシャルゲームで課金アイテムを購入する際のくじに例えた言葉。企業のネガティブな制...
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新