朝日日本歴史人物事典 「内藤忠興」の解説
内藤忠興
生年:文禄1(1592)
江戸前期の大名。陸奥国磐城平藩(福島県いわき市)の2代藩主。父は政長,母は三宅康貞の娘。通称金一郎。初名忠長。帯刀。徳川家康に仕え,大坂の陣(1614,15)に参加し,元和1(1615)年上総国(千葉県)佐貫に1万石を拝領。8年父の磐城平への移封に伴い,領内に庇蔭料として2万石を与えられる。寛永11(1634)年父の遺領磐城平7万石を継ぐ。忠興は大坂城代を2度にわたって務めており,譜代大名として幕政に重きをなした。江戸で死去。
(長谷川成一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報