精選版 日本国語大辞典 「死海」の意味・読み・例文・類語
し‐かい【死海】
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西アジア、ヨルダンとイスラエルの国境にある塩湖。地中海沿岸から約100キロメートル内陸のヨルダン地溝帯南部に位置する。形状は細長く、東西15キロメートル、南北80キロメートル、面積は1020平方キロメートル。アフリカ大地溝帯の一部を構成するため、湖面は海面下400メートルで地球上の最低点をなす。最大水深は426メートルである。ヨルダン川その他の川が流入するが、湖水の流出口はない。乾燥気候下にあるため、流入水量とほぼ等量の水分が蒸発する。そのため塩分含有率が高く、表面水で20%(海水の約5倍)、底層水では30%である。したがって生物はほとんど生存せず、死海の名称の由来となっている。また塩分濃度が高いため人体がまったく沈まないことは有名である。湖水の塩分には多種の有用鉱物が含まれ、その採取がイスラエルによって盛んに行われている。北端のカリア、南端のソドムなどに採取工場があり、カリウム、臭素、塩などが生産されている。死海の周辺地域では天然ガスの開発も進んでいる。死海の沿岸地帯は古代文明の発展した地で、『旧約聖書』にも死海は「塩の海」「アラバの海」などの名でしばしば登場する。西岸には「死海文書」の発見されたクムラン洞穴や、ローマ軍に滅ぼされたユダヤ人のマサダ城塞(じょうさい)の遺跡などがある。
[末尾至行・高橋和夫]
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