円磨度(読み)えんまど

岩石学辞典 「円磨度」の解説

円磨度

psephicity: 礫または砂粒の円味を帯びる程度.通常は構成岩石の比重硬度との比をもって円磨率(coefficient of psephicity)といい,円磨度の概略を示す[渡辺編 : 1935].破砕された粒子が輸送の間に円磨されやすさを表すために作られた語で,空中では比重と硬度の比,水中では比重から1を引いた値と硬度の比で表す[Mackie : 1897].ギリシャ語のpsephosは礫の意味.
roundness: 砕屑物が川や海によって運搬される過程で破壊され摩滅によって次第に角や稜がとれて円い礫となる.そのような砕屑粒子の稜や角の鋭さ,あるいは円味の程度を表すため,粒子の最大内接球の半径または粒子と等体積の球の半径に対する角あるいは稜の曲面の平均半径の割合で表すことができる[片山ほか : 1970].破砕粒子の角や稜の形状に関係する特性である[Wentworth : 1919].理想的にはすべての角と稜の極率の平均値と内接する最大の球との比率で表す.実際には二次元で測定し,最大の内接円と角の平均半径で測り,0と1の間の値となる[Wadell : 1932].便宜的には図表と比較して角(angular,円磨度 : 0~0.15),亜角(subangular,円磨度 : 0.15~0.25),亜円(aubrounded,円磨度 : 0.25~0.40),円(rounded,円磨度 : 0.40~0.60),十分に円磨(well-rounded,円磨度 : 0.60~1)と区分する[Pettijohn : 1957].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

最新 地学事典 「円磨度」の解説

えんまど
円磨度

roundness ,degree of roundness

砕屑物が運搬の過程で粒子の角および稜を磨滅していく度合。礫のすべての角に内接する円の半径と礫に内接する半径の比として定義される。実際には円磨度印象図(W.C.Krumbein,1941など)が利用されることが多い。近年では,コンピューターを用いた画像解析により求める手法もある。なお,円磨度と球形度とは相関しないことに注意が必要である。参考文献W.C.Krumbein(1941) J. Sediment. Petrol. Vol.1: 64 .

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参照項目:粒子形状

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