写真判読(読み)しゃしんはんどく(その他表記)photo interpretation

最新 地学事典 「写真判読」の解説

しゃしんはんどく
写真判読

photo interpretation

一対の空中写真を立体視して地上事物を観察し,地形地質土壌植生集落・道路・河川災害土地利用などの状況を読み取ること。また,地上の立体写真からダム・橋・建築物・文化財・潮流水流地すべり・道路の法面・交通事故・各種の室内実験などの判読および顕微鏡立体写真の判読も行う。判読するための要素としては写真の色調・色調構造を中心に線状模様・水系模様・植生模様などがある。ふつうは白黒写真を用いるが目的によりカラー・赤外線・赤外カラー・超赤外線などの写真を用いると多くの情報が得られる。使用機器はふつう反射実体鏡であるが,測定のためには各種の図化機が使用される。

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参照項目:空中写真

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 武田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「写真判読」の意味・わかりやすい解説

写真判読
しゃしんはんどく
photo interpretation

写真上で対象物を見分け,写真像を調べてその意味と内容を判断すること。空中写真判読をさすことが多い。その場合は空中写真を実体視観察して,いろいろな事象を判読する。基礎となる初歩的な判読の手法は,おもに写真像の形態配列,模様,大きさ,色調,陰影,きめなどを手掛りに,専門的知識や経験を生かして行う。森林,植生,土壌,地質,地形,農業,交通,災害,軍事面などの土地にかかわる分野の研究や調査に利用されている。

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世界大百科事典(旧版)内の写真判読の言及

【空中写真】より

…(b)垂直写真 カメラの傾斜角が5度以内の写真で,傾斜角が0.2度以内のものを,とくに鉛直写真とよんで区別することもある。空中写真の代表であり,一定の計画のもとに組織的に撮影されているので,地図作成など測量用や写真判読に最も広く使われている。一般に,空中写真という場合には垂直写真をさす。…

※「写真判読」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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