冨田ふさ(読み)トミタ フサ

20世紀日本人名事典 「冨田ふさ」の解説

冨田 ふさ
トミタ フサ

昭和期の医師,政治家 京都博愛会理事;衆院議員。



生年
明治26(1893)年10月

没年
昭和29(1954)年7月19日

出生地
福井県

学歴〔年〕
東京女医学校

経歴
産婦人科医となり、冨田病院や京都保養院を設立。また、京都府立女子専門学校の校医や舞鶴海軍病院上加茂分院嘱託も務めた。その一方で、京都博愛会理事・国際友情会京都支部長・愛国婦人会京都府支部評議員・女性文化連盟厚生部幹事を歴任するなど、医務以外の活動にも従事。昭和21年女性の参政権が認められた初の衆議院選挙に出馬して当選民主党に所属した。著書に「女性宝典」「花嫁宝典」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「冨田ふさ」の解説

冨田ふさ とみた-ふさ

1893-1954 昭和時代の医師,政治家。
明治26年10月生まれ。東京女医学校(現東京女子医大)にまなぶ。冨田病院,京都保養院を設立し,産婦人科の診療にあたる。また女性文化連盟厚生部幹事などをつとめ,昭和21年女性が参政権をえた最初の選挙で衆議院議員(民主党)に当選した。昭和29年7月19日死去。60歳。福井県出身。著作に「女性宝典」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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