冷水江(読み)れいすいこう(その他表記)Lěng shuǐ jiāng

改訂新版 世界大百科事典 「冷水江」の意味・わかりやすい解説

冷水江 (れいすいこう)
Lěng shuǐ jiāng

中国,湖南省中部資水の中流域,湘黔(しようけん)鉄道株洲貴陽沿線にある新興工業都市。人口34万(2000)。1969年新化県の鉱工業地区に市制がしかれたもの。市の北北東にあるスズ鉱山は中国のアンチモニー埋蔵量の半分を占める大鉱山で,鉄,スズ,石炭も産する。市ではこれらを原料にして冶金化学工業が発達している。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「冷水江」の意味・わかりやすい解説

冷水江
れいすいこう / ロンショイチヤン

中国、湖南(こなん)省中部の婁底(ろうてい)地級市に属する県級市。資水(しすい)の中流域に位置し、滬昆(ここん)線(上海(シャンハイ)―昆明(こんめい))が通じる。人口37万(2014)。1961年、新化(しんか)県の一部に市制が敷かれ、一時廃止されたが、1969年に市制を復活した。1983年2月ふたたび市制が廃止され、邵陽(しょうよう)市や冷水江区となったが、同年7月に市制が復活された。アンチモン鉱山として有名な錫鉱山(しゃくこうざん)があり、石炭も埋蔵する。また、冶金、化学などを中心とする工業も発達している。

[河野通博・編集部 2016年12月12日]

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