凄涼(読み)セイリョウ

デジタル大辞泉 「凄涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう〔‐リヤウ〕【凄涼】

[ト・タル][文][形動タリ]ぞっとするほどもの寂しいさま。また、冷ややかなさま。
「―たる夜色、人をして日中苦熱を忘れしむれば」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「凄涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう‥リャウ【凄涼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) 心の中や情景などがぞっとするほどものさびしいこと。悲しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「我皇駆人寿域、翫風光以遇凄凉」(出典菅家文草(900頃)一・九日侍宴、同賦喜晴)
    2. 「その気力茅塞して精神の完結を生じ凄凉なる貪欲胸に満ち」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉六)
    3. [その他の文献]〔李白‐留別曹南羣官之江南詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「凄涼」の読み・字形・画数・意味

【凄涼】せいりよう

凄まじい。

字通「凄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android