凝集沈殿法(読み)ギョウシュウチンデンホウ(英語表記)coagulating sedimentation

デジタル大辞泉 「凝集沈殿法」の意味・読み・例文・類語

ぎょうしゅうちんでん‐ほう〔ギヨウシフチンデンハフ〕【凝集沈殿法】

汚水排水を浄化する方法一つ凝集剤を加えて、浮遊物や溶解物を凝集し、沈殿させて除去する。
[補説]放射能汚染水に対する凝集沈殿法は、大量の汚染水を短時間で処理できてコストも安いが、放射性物質を完全には除去できず、沈殿物が新たな放射性廃棄物になるという短所がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凝集沈殿法」の意味・わかりやすい解説

凝集沈殿法
ぎょうしゅうちんでんほう
coagulating sedimentation

水中のコロイド状物質,浮遊物質を分離するために凝集剤を加えて沈殿させる方法。コロイド状の微小な粒子は水中で沈殿しないので,塩化第一鉄,硫酸アルミニウムあるいはポリ塩化アルミニウムなどの凝集剤を加えて大粒のフロックをつくらせて沈降させる。この方法による水処理は,ほかの沈殿法に比べてフロックの形成や沈殿速度が速く,設備は比較的に小型となる。

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栄養・生化学辞典 「凝集沈殿法」の解説

凝集沈殿法

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