凡流(読み)ボンリュウ

デジタル大辞泉 「凡流」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐りゅう〔‐リウ〕【凡流】

月並みの流儀
平凡な門流。平凡な家柄
鄙夫ひふ―の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「凡流」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐りゅう ‥リウ【凡流】

〘名〙
① ありきたりの流儀。
明衡往来(11C中か)下末「不凡流。可一両輩風客侍」
② 平凡な門流。なみの階級。ふつうの家柄。
扶桑集(995‐999頃)七・右親衛源亜将軍忝見賜新詩〈略〉敢献鄙懐〈橘在列〉「莫使凡流俗客聞

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普及版 字通 「凡流」の読み・字形・画数・意味

【凡流】ぼんりゆう(りう)

なみの人・家柄。梁・任尚書(雲)の為に吏部封侯を譲る第一表〕臣は素門にして、輪(りんかく)(補佐の才)取る無し。んで中庸に謝し(及ばず)、いて狂狷(きゃうけん)に慙(は)づ。

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