出釈寺(読み)しゆつしやかじ

日本歴史地名大系 「出釈寺」の解説

出釈
しゆつしやかじ

[現在地名]善通寺市吉原町

我拝師がはいし(四八一・二メートル)の北西麓に位置する。真言宗御室派、我拝師山求聞持院と号し、本尊釈迦如来。四国霊場八十八ヵ所の第七三番札所で、御詠歌は「迷いぬる六道衆生すくわんとたつとき山に出づる釈迦寺」。弘法大師が求法利生の願をたて、我拝師山に登って修法していたとき釈迦が出現したという。これによってのちに大師は一寺を建立、釈迦出現の霊験にちなみ寺号を称したとされる(西讃府志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android