切言(読み)セツゲン

デジタル大辞泉 「切言」の意味・読み・例文・類語

せつ‐げん【切言】

[名](スル)
相手のために熱心に説くこと。また、その言葉。「思いとどまるように切言する」
きびしく言うこと。また、その言葉。
「―すれば自然主義は必ずロマンチシズムを通過したものでなくてはならぬ」〈抱月・文芸上の自然主義〉

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精選版 日本国語大辞典 「切言」の意味・読み・例文・類語

せつ‐げん【切言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 懇切にものをいうこと。心をこめていうこと。また、そのことば。〔漢書‐路温舒伝〕
  3. きびしくいうこと。痛切にいうこと。また、そのことば。
    1. [初出の実例]「切言すれば自然主義は必らずロマンチシズムを通過したものでなくてはならぬ」(出典:文芸上の自然主義(1908)〈島村抱月〉二)

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普及版 字通 「切言」の読み・字形・画数・意味

【切言】せつげん

きびしく諫める。〔漢書、成帝紀〕鴻業を承けて十餘年、~王の、日に以て陵夷(りようい)(衰微)す。(ある)いは乃ち招賢士の路、鬱滯(うつたい)してぜざるか。~直言を擧げて、冀(ねが)はくは切言嘉謀を聞き、(およ)ばざるを匡(ただ)さん。

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