刈葱(読み)カリギ

デジタル大辞泉 「刈葱」の意味・読み・例文・類語

かり‐ぎ【刈×葱】

ネギの一品種。葉が細く小さい。1年に数回採取できるが、特に夏のネギとする。夏ねぎ 夏》「野のすゑや―畑をいづる月/鬼貫

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精選版 日本国語大辞典 「刈葱」の意味・読み・例文・類語

かり‐ぎ【刈葱】

  1. 〘 名詞 〙 ネギの一品種。秋に種子をまき、晩冬から初夏にかけて、若葉を再三刈り取ることができる時期のネギをいう。葉は柔らかく、細く小さく、また、味もよい。かれぎ。なつねぎ。《 季語・夏 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「摺鉢あたり見渡して、今の薤(カリギ)まゐるな、お中にあたります」(出典浮世草子好色一代女(1686)六)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「刈葱」の解説

刈葱 (カレギ)

植物野菜のネギの利用型,園芸植物

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