日本歴史地名大系 「初湯川村」の解説 初湯川村うぶゆかわむら 和歌山県:日高郡美山村初湯川村[現在地名]美山村初湯川清冷(せいれい)山の北、日高川沿いに広がる山間の大村。南東は串本(くしもと)村、西は滝頭(たきがしら)村。枝郷として笠松(かさまつ)村・猪谷(いだに)村があった(続風土記)。慶長検地高目録には「笠松宇婦井猪谷」とみえ、高三〇七石余、小物成八・八一石。延宝六年(一六七八)の「日高鑑」には初湯川組とあり、初湯川本村・笠松村・猪谷村のそれぞれの明細を記す。初湯川本村は田畑二八町二反余で高一七八石余、家数五〇で内訳は本役二六・半役一二・無役六・庄屋一・年寄三など、人数一九六、牛二〇、鉄砲八、御蔵一であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by