初炭(読み)ショズミ

デジタル大辞泉 「初炭」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ずみ【初炭】

茶の湯で、三炭さんたんの一。茶事の際に、亭主が行う最初炭手前風炉季節には懐石のあと、の季節には客が初座入りし主客があいさつしたあとすぐに行う。

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精選版 日本国語大辞典 「初炭」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ずみ【初炭】

  1. 〘 名詞 〙 茶の湯で、客が初座入りを終えると、亭主がただちに行なう炭点前(すみてまえ)をいう。三炭(さんたん)一つ

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世界大百科事典(旧版)内の初炭の言及

【点前】より

… 炭手前は,冬季(11~4月)は炉,夏季(5~10月)は風炉で行われる。茶事を前提とした場合,炉中(または風炉中)を下火(したび)の状態にして炭を置く手前は,前席(初座)で行われるのを初炭(しよずみ)と称し,後席(後座)で初炭の火勢が弱まったところへ新たに炭を補充するのが後炭(ごずみ∥のちずみ)である。そのほか現行では,〈夜咄(よばなし)〉の茶事の場合,最後に客を引き止める意味での,留炭(とめずみ)(止炭)がある。…

※「初炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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