初座(読み)ショザ

デジタル大辞泉 「初座」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ざ【初座】

正式の茶事の前半部分。炭点前すみてまえ懐石があり、最後菓子が出る。そのあと、客は中立ちする。→後座ござ

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精選版 日本国語大辞典 「初座」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ざ【初座】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多日にわたり勤修される法会の第一日目の所作
    1. [初出の実例]「涅槃会之儀如常〈略〉初座四ケ法用、残三座二ケ法用也」(出典満済准后日記‐永享三年(1431)二月一五日)
  3. 茶の湯で、招客がはいる最初の席をいう。⇔後座(ござ)
    1. [初出の実例]「数奇屋にて、初座後座の趣向のこと」(出典:南方録(17C後)墨引)

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