判官贔屓(読み)ホウガンビイキ

デジタル大辞泉 「判官贔屓」の意味・読み・例文・類語

ほうがん‐びいき〔ハウグワン‐〕【判官××屓】

悲劇的英雄判官源義経に同情する気持ち。転じて、弱者敗者に同情し声援する感情をいう。
[類語]ひいきえこひいき身びいき愛顧

はんがん‐びいき〔ハングワン‐〕【判官××屓】

ほうがんびいき(判官贔屓)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「判官贔屓」の意味・読み・例文・類語

ほうがん‐びいきハウグヮン‥【判官贔屓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 薄幸の九郎判官義経に同情し愛惜する意から ) 不遇な者、弱い者に同情し肩を持つこと。また、その感情。はんがんびいき。
    1. [初出の実例]「世や花に判官贔屓(ハウグンヒイキ)春の風〈作者不知〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)

はんがん‐びいきハングヮン‥【判官贔屓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 薄幸の九郎判官義経を同情し、愛惜するところから ) 不遇な者、弱い者に同情し肩を持つこと。また、その感情。ほうがんびいき。
    1. [初出の実例]「弱きを憐れむ判官贔屓(ハングヮンビヰキ)」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初)

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ことわざを知る辞典 「判官贔屓」の解説

判官贔屓

薄幸の義経に同情し愛惜すること。不遇な者、弱い者に同情し肩を持つこと。また、その感情。

[解説] 「判官」は、九郎判官源義経のこと。「はんがんびいき」ともいいます。

〔異形〕曽我びいき

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